いきものがかりと「100日後に死ぬワニ」のコラボムービーってどうなのよ!?

「100日後に死ぬワニ」× いきものがかり「生きる」のコラボムービーが嫌われている!?
いきものがかりが歌う「生きる」という曲が「100日後に死ぬワニ」の最終回と同時にYouTubeで公開されるも、低評価が1万を越える勢いで増え続けいて、止まるところを知りません。
「100日後に死ぬワニ」というのは、ツイッターで無料公開されていた4コマ漫画です。
漫画の4コマ目に「死まであと○○日」と書かれていることで、読者には主人公のワニが100日後に死んでしまうことがわかる仕掛けになっています。
昨年12月にtwitterに公開され、徐々に人気を集め、作者の漫画家/イラストレーターきくちゆうきさんのフォロワーは200万人を超える勢いです。
「100日後に死ぬワニ」の漫画自体は、自分が死ぬとはつゆほども思っていないワニの日常を描いた4コマ漫画で、話の内容や絵柄も含めてほのぼのとした印象。
いきものがかりの楽曲とも相性が良さそうに見えるんですが、いったい何が嫌われているのでしょう!?
いきものがかりが嫌いなのか100ワニが嫌いなのか!?
このちょっとした炎上騒動は一体どうして起こったのか?
それは「100日後に死ぬワニ」が終わった直後に起こった怒涛の売り込みラッシュにあるようです。
この
「100ワニ追悼 POP up SHOP in ロフト」
の宣伝なんて最たるもので、100日間ワニの死を知りながら4コマ漫画を読んでいた人たちの気持ちを、少しでも考えるならこの絵柄はなかったと思いますね。
さらに、書籍化、映画化と立て続けに発表され、
https://t.co/BQlQkjZck3 pic.twitter.com/23emYRYxSn
— 100日後に死ぬワニ 公式 (@100waniOfficial) March 20, 2020
— 100日後に死ぬワニ 公式 (@100waniOfficial) March 20, 2020
ツイッター上の4コマ漫画の中の話とはいえ、ワニの死を悼む気持ちになっていた人たちをげんなりさせたことは想像に難くないでしょう。
いきものがかりもこのプロモーションに登場
そしてこの「100日後に死ぬワニ」の死と同時に展開されたプロモーション活動に「いきものがかり」も新曲「生きる」で登場
基本的にはいきものがかりってこの100ワニの世界観にぴったりだと思うんですよ。
曲の内容もいきものがかりが得意とする応援ソングだし、
それに死ぬのもワニだし。
でもあまりにもタイミングが早すぎて、あるいはワニの死と曲調がマッチしすぎてすっごく反発を喰らってしまいましたね。
しかもYouTube動画のプロモーションに電通の人が入っていたので一気に
「電通案件」
として批判されまくるという事態を招いてしまいました。
いきものがかりと「100日後に死ぬワニ」のコラボは電通案件!?
では100ワニは本当に電通がプロモーションを仕掛けた「電通案件」なんでしょうか?
「100日後に死ぬワニ」略して「100ワニ」は、もともとは漫画家のきくちゆうきさんがツイッター上で個人的に始めた連載形式の4コマ漫画なのですが、
電通案件との批判やそれに 続く騒動を受けて、きくちゆうきさん本人が、
自分の経験したことや、後悔、伝えた方がいいと思うことを漫画として表現しました。1人で始めたことです。
— きくちゆうき (@yuukikikuchi) March 22, 2020
そこにいろんな人が声を掛けてくれて、熱意を感じて受け入れました。
正直、まだ完結もさせてないのに、そんなこと言ってこの人たち大丈夫??と思いました。
と言っています。
またいきものがかりの水野良樹さんときくちゆうさんが対談をして、今回のコラボが最初から仕組まれたものではなく、自然と生まれてきたものだと説明をしています。
水野ときくちさん https://t.co/t8vzR65PxA
— 水野良樹(いきものがかり、HIROBA) (@mizunoyoshiki) March 21, 2020
というわけで、電通案件うんぬんの話は勘違いだったみたいです。
感動商法 + いきものがかりという最悪のコンビネーション
ただ電通商法といわれるような仕組まれたプロモーションじゃないのは分かったんですけど、
ツイッターではワニの死を悼んで、自分自身の「生きる」ってことを振り返って考えるようなコメントも多く残されており、
そういった人にとってはがっかりするプロモーションだったのは確かなようです。
以前この6時半アラームでもちょっと記事を書きましたが、
《そんなことばっかしてたら仕事無くすよ?》
といった忠告にも
《あ、気にしないでよいよー。NHKが俺らのこと好きだから、無くならないですわ》
と返せる余裕は無くなってくるかもしれません。
感動するシーン + いきものがかりの楽曲
こんな鉄板メニューも、今回のようなうっかりした使い方をすると、感動の押し付け感が強くなってしまいそっぽを向かれることにもなりかねないですよ。